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女子部高等科1年生横田さんへのインタビュー

インタビュアー: DK3 中村侑人

中 : 最初にテーマを教えてください。

横田 : 私はジブリ飯を作るっていうテーマで探求をしていました。

中 : 具体的にどんな事をしたんですか?

横田 : 千と千尋の神隠しで出てくる餡饅とアリエッティーに出てくるミルクスープを実際に作ってみました。

中 : どうしてそのテーマを選んだんですか?

横田 : なかなか探求のテーマが思いつかなくって好きなことを調べてみたらっていう先生の提案でこれをすることにしたんです。それで結構、美味しく作ることはできたんですけど、これって探求なのかな?っていう疑問というか疑いが自分の中で芽生えて、、

中 : なるほど。ちょっと充実感がなかった感じだったのかな?

横田 : そうです。そんな感じですね。もっと、いろんなデータを集めて、客観的に見てもみんながわかるような何かを相手に伝えることができたらよかったのかなとか思っています。ただ、やっぱり初めて探求をやったので自分でテーマを決めて調べるのが難しかったです。

中 : ジブリ飯を作ること以外に探求の時間でやったことはありましたか?

横田 : はい、ありました。最初は心理学とかを調べたいやって思っていたんですけど、自分1人でやるのには少しテーマが難しすぎてだんだん興味が薄れてしまって挫折したんです。その後も夢について調べたりとかしたんですけど、それもうまくいきませんでした。

中 : 来年以降も探求はあると思うんだけど、何か自分の中で調べていきたい、それでさっき言ってたような充実感を得られそうなテーマのイメージはあったりする?

横田 : 私はジブリ映画がすごく好きなので、映画が伝えようとしているメッセージを調べたりするのも面白いかなって思っています。宮崎駿さんは結構、重いテーマを作品の中に入れていたりされているので、それを分析して発表したりするのはアリかなって思っています。

中 : なるほど。それは結構面白そうだよね。やっぱり、映画は何かしたら伝えたいことがあってそれを映像に置き換えて伝えているものが多いし、特にジブリにはそういう作品も多いから面白くなりそうだね。

中 : 最後に発表するっていうことについてはどんな風に考えているか教えてもらえますか?

横田 : 自分のを発表するのは少し緊張しますけど、みんなの発表を見るのはすごく楽しみです。私は最初、発表したく無いなって正直、思っていたんですけど、今は発表しないとまとまり切らないし、半年かけたものをみんなに伝えるっていうことは大事なことだなと思っています。

中 : ありがとう。来年以降も頑張って探求してください!ではこれで終わりましょう。

女子部高等科2年生根本さんへのインタビュー

インタビュアー: DK3 中村侑人

中 : まず、どんなことを探求しているか教えてください。

根本 : 私は当たり前を見つめ直すというテーマで探究をしています。

中 : 具体的にどんな事を調べていたんですか?

根本 : スマホが人に与える影響を調べていたんですけど、本当は他にも色々なことの当たり前を見つめ直したいなと思ってたんですけど、なかなか上手くいかず、最終的にはこのことだけを調べました。

中 : どうしてスマホが探求の対象になったんですか?

根本 : 初めは共生社会っていうのがテーマだったんです。多様性、バイアス、のこととかを考えようと思っていたんですけど、なかなか具体的に何を調べるか決まらなくて、当たり前を見つめるっていうことが出てきて。それでスマホは友達がゲームが好きでずっとやっていてこのままじゃまずいからやめようっていう事を言ってたというのと、クラスでスマホが原因で最近、コミュニケーションが取れていないよねっていう話があがっていて、調べてみようと思いました。

中 : なるほど。半年間の探求でどんな事を調べることができた?

根本 : スマホ脳っていう本を読んで調べていたんですけど、1番びっくりしたというか印象に残っていることはSNSとかはドーパミンが出てなかなか手放させなくなるように脳を分析して作られているということで、すごく上手く作られているというか、怖いなと思いました。それにスマホを開発した人たちは自分の子供にスマホは与えなかったそうです。

中 : 成長に悪影響だから?

根本 : そうなんです。

中 : あー、なるほど。なんか嫌ですね、使っていて怖いというか。それで根本さんが1番発表で伝えたいことは何ですか?

根本 : そうですね、スマホを使っている身として、脳の仕組みをスマホ脳を読んで知ることができたので、知らずに使うのと知った上で使うのでは大きな差が出ると思います。なので、そこを伝えることができたら聞いてくれる人にもいいかなと思っています。

中 : 探求を去年からやってきてどんな思いでやっていたか教えてもらえますか?

根本 : 去年はプラスチック問題から探求を始めたんですけど、授業時間で自分の興味ある事を調べることができたので、それを広げることができたなって思ってます。それに他の人がどんな探求をしているのか知ることができるのが楽しくて、今年見るのも楽しみです。それと、今年は初めて複数人でやっているんですけど、意見の食い違いがあったりしてなかなか難しいなと思いました。でもその分達成感もあって内容も濃いものになっているのでやってみて良かったです。

中 : 最後に来年も探求をやると思うんだけど、どんなことをやろうと思っているかもしビジョンがあったら教えてください。

根本 : はい。この2年間はあまりフィールドワークをしてこなかったのでまだテーマは考えてないんですけど、何かを作ったり、現地に行ったりしながら進めていきたいと思っています。

男子部中等科2年生三津君へのインタビュー

インタビュアー: DK3 中村侑人

中 : まず、どんな活動をしているか、教えてください。

三津 : 去年の探求からずっと引き続きやっているんですけど、橘先生と一緒に女子部の校舎をデザインするということをしています。

中 : なるほど。どうして、そのグループに入って探究をしてみようと思ったんですか?

三津 : 毎日教室で過ごしていて、僕の中では教室の床は劣化して一部浮いてるし、窓が汚なかったり、隣や外からの音がうるさかったり、全体的に学びにくいなと感じていて、教室のデザインができてより学びやすい環境になったらいいなと思って入りました。

中 : 確かに、けっこう年季も入っているから不便なところも実際問題としてあるよね。具体的にこの問題に対して、どんなことをやってきたんですか?

三津 : まず初めに、周りの音、教室の色、机の配置などでどう集中力が変わるのか?というのを実験しましいた。例えば、色の実験について説明すると、方法としてはメガネにいろんな色のフィルムを貼り付けて、それで見える色を変えた状態で問題を解く、そしてその進み具合からどの色が1番集中力を持続させれるか、ということを考えました。

中 : なるほど。それは面白いね。それで何色が1番集中力を持続させれたの?

三津 : 青色でした。なので、いまの構想では青色を塗った壁を一部にいれようと思っていて、他にも音に関して言えば、全く静かな環境よりも少し雑音が聞こえるくらいがちょうどいいという事もわかって、周りの教室との距離とかも調整しようと考えています。

中 : それで最終的に今年度でゴールとしてたところには辿りついたのかな?

三津 : いや、まだまだ全然足りていなくて、模型の作成、平面図の作成、そしてCGの制作技術がまだまだ足りていないので、来年以降も引き続きこの活動を続けていきながら自分の理想を追いかけようと思っています。なのでゴールはどちらかというと、無いですかね。

中 : なるほど。今日はありがとうございました。引き継ぎ頑張ってください。

男子部中等科1年生山根君へのインタビュー

インタビュアー: DK3 中村侑人

中 : まず初めに、どんな活動をしているか教えてください。

山根 : 僕は日本茶の美味しい飲み方について調べています。

中 : ありがとうございます。どうして日本茶の研究をするようになったんですか?けっこう渋いよね。

山根 : 小学生の時に家の近くにお茶屋さんがあって、それで外から色々なきゅうすが置いてあったんですよ。それの形が面白くてなんとなく興味を持つようになって、そこからお茶自体が好きになったっていう経緯で始めました。

中 : それは面白い入り口だね。実際に1年間の研究ではどんなことをやったの?

山根 : 夏休みに三重県の四日市にあるお茶のセンターとお茶農家さんを訪ねて来ました。そこでトラクターにも載せてもらったりしてすごく面白かったです。

中 : お茶の淹れ方のコツみたいなのもその時に教わったのかな?

山根 : はい。教わりました。三重県ではかぶせ茶っていう種類のお茶を生産していて、お茶の葉が生育するときにその上から布をかけて育てるんです。そうすると、カテキンという苦味成分が少なく育ち、逆にアミノ酸が多くなります。それで淹れるときも、カテキンが多く出ないように高温ではなく低温でさっとやると美味しいということをお茶のセンターで教えてもらいました。

中 : それはなかなか面白いね。僕もそのやり方で淹れてもらったお茶を飲んでみたいな(笑)
さて、では最後に1年間やってみて初めての探求はどうだった?

山根 : 僕は1年間でやってみたかったことはやることができました。来年以降はまた違う問いを考えて探求をやろうと思ってます。